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賃貸の相見積もり完全ガイド|初期費用が10万円安くなる仕組みと費用相場
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賃貸の相見積もり完全ガイド|初期費用が10万円安くなる仕組みと費用相場

約22分で読めます

結論から言うと、賃貸の相見積もりとは同じ物件の初期費用の見積書を複数の不動産会社で比較し、最も安い会社で契約する方法です。仲介手数料と任意オプション費用のおかげで、同じ物件でも10万円以上の差が出ることがあります。レインズという業界の仕組みがあるため、原則として全国どの不動産会社でも同じ物件を紹介できます。やり方は「申込前に2〜3社へ見積書を依頼し、内訳を比較する」の5ステップです。


結論:賃貸の相見積もりで初期費用は10万円以上変わる

賃貸の相見積もりは、気に入った物件の初期費用を見積書で複数の不動産会社からもらい、費用を比較することです。うまく活用すれば仲介手数料とオプション費用の合計で10万円以上の節約になることもあります。

「同じ物件なのに会社によって費用が違うの?」と疑問に思うかもしれませんが、これは賃貸業界の仕組み上、起こりえることです。この記事では、相見積もりが可能な理由から、具体的なやり方・マナー・断り方まで順を追って解説します。

この記事は、宅地建物取引業法(宅建業法)・賃貸住宅管理業法・国土交通省の指定流通ネットワーク(レインズ)制度など、実在する法令と制度に基づき、賃貸取引の仕組みを正確に解説しています。


賃貸の相見積もりとは?

賃貸の相見積もりとは、気に入った物件の初期費用見積書を複数の不動産会社からそれぞれもらい、費用を比較することです。「同じ物件なのに会社によって費用が違うの?」と疑問に思うかもしれませんが、これは賃貸業界の仕組み上、起こりえることです。

同じ物件を複数社が紹介できる「レインズ」の仕組み

レインズの仕組み:オーナーから元付け業者を経てレインズに物件が登録され、全国の客付け業者が同じ物件を紹介できる流れの図
レインズに登録された物件は、全国どの不動産会社でも紹介できる

賃貸物件の多くは、**REINS(レインズ)**と呼ばれる不動産情報ネットワークに登録されています。レインズは宅建業法に基づく指定流通ネットワークで、国土交通省が指定する公益社団法人が運営する不動産会社専用の物件データベースです。元付け業者にはレインズへの登録が義務付けられており、全国の不動産会社がほぼ同じ物件情報にアクセスできる仕組みです。

登場人物役割何をするか
オーナー(大家)物件の所有者管理会社や元付け業者に物件を依頼する
元付け業者最初に物件を預かった会社レインズへ物件情報を登録する
客付け業者全国の不動産会社レインズを見て物件を紹介する
入居希望者消費者どの客付け業者に依頼してもよい

つまり、A社で内見した物件をB社・C社でも紹介してもらえるのが普通です。同じ物件を別の不動産屋でも契約できる仕組みについて詳しく解説した記事もあります。どの会社で契約しても、物件自体(家賃・敷金・礼金)は変わりません。変わるのは、不動産会社が設定できる費用項目です。

本当に95パーセントの物件で相見積もりできる?

「レインズに登録されているから、どの会社でも相見積もりできる」という説明をよく見かけますが、「本当に?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論から言うと、一般的な賃貸物件の多くで相見積もりは可能ですが、例外もあります。

相見積もりができる条件は「物件が複数の不動産会社に公開されているか」です。レインズに登録され、複数の客付け業者が紹介できる状態(一般媒介に近い形)であれば、どの会社でも見積書を出せます。一方で、次のような物件は相見積もりが難しい場合があります。

相見積もりできる物件相見積もりが難しい物件
一般的な賃貸マンション・アパート管理会社が直接募集している物件
レインズに登録された築古物件オーナーが1社だけに任せた専属物件
複数社がSUUMO等で掲載している物件人気の新築(即決が求められる)

確認のコツは簡単です。SUUMOやHOMESで対象物件を検索し、複数の不動産会社が掲載していれば相見積もりできる可能性が高いです。1社しか掲載していない場合でも、物件名と住所を伝えて「取り扱い可能か」を別の会社に問い合わせるだけで確認できます。

相見積もりで差が出る費用項目

費用項目差が出るか理由
家賃出ないオーナーが設定
敷金・礼金出ないオーナーが設定
仲介手数料出る会社が設定(法定上限:家賃1ヶ月分+税)
室内消毒代出る任意オプション
24時間サポート出る任意オプション
害虫駆除出る任意オプション
鍵交換費用出る場合あり交渉余地あり
保証会社利用料出る場合あり会社によって提携先が異なる

仲介手数料の法定上限は、宅建業法第46条に基づく国土交通省の報酬基準で定められています。居住用賃貸の場合、貸主と借主から受け取る報酬の合計は「賃料の1.0ヶ月分+消費税以内」という上限があります。つまり借主からは原則0.5ヶ月分ですが、依頼者の承諾があれば1.0ヶ月分まで受け取れます。下限の定めはないため、無料にする会社もあります。これが会社ごとに費用が変わる最大の理由です。

仲介手数料のカラクリ:貸主と借主の双方から受け取れ、合計上限は家賃1.1ヶ月分(税込)。下限の定めがないため0円もあり得ることを示す図
上限は家賃1.1ヶ月分(税込)だが下限の定めはない。これが会社で費用が変わる制度上の理由

仲介手数料「家賃1ヶ月分」のカラクリ(宅建業法第46条・報酬上限)

貸主(オーナー)側から借主(入居者)側から合計上限
最大0.5ヶ月分+税最大0.5ヶ月分+税1.0ヶ月分+税以内

仲介会社は貸主と借主の「両方」から報酬を受け取れる仕組みです。本来なら借主負担は0.5ヶ月分が原則ですが、「依頼者の承諾」を得たうえで借主に1.0ヶ月分(貸主分も含む全額)を請求する会社もあれば、下限の定めがないことを活かして無料にする会社もあります。これが「同じ物件なのに仲介手数料が0円〜1ヶ月分でバラつく」制度上の理由であり、相見積もりでこの差を比較することが節約の最大のポイントになります。

断れるオプションの全一覧は賃貸の初期費用(見積書)で外せるオプション一覧で解説しています。


家賃別の差額シミュレーション

同じ物件・同じ家賃でもA社・B社・C社で初期費用の合計が変わることを示した見積書比較の図。A社とC社の差額は121,000円
家賃8万円の物件を3社に相見積もりした想定シミュレーション。差が出るのは仲介手数料とオプション費用

実際に同じ物件で3社に見積もりを依頼したとします。家賃7万円・8万円・10万円の3パターンで、どれくらいの差が出るか見てみましょう。

家賃7万円のケース

費用項目A社B社C社
敷金(1ヶ月)70,000円70,000円70,000円
礼金(1ヶ月)70,000円70,000円70,000円
前家賃70,000円70,000円70,000円
保証会社利用料35,000円35,000円35,000円
火災保険20,000円20,000円20,000円
鍵交換費用22,000円22,000円22,000円
仲介手数料77,000円(1ヶ月)38,500円(0.5ヶ月)0円(無料)
室内消毒代16,500円16,500円0円
24時間サポート16,500円0円0円
害虫駆除11,000円0円0円
合計408,000円342,000円287,000円

A社とC社の差額は121,000円です。同じ物件・同じ入居条件なのに、どの会社を選ぶかで10万円以上の差が生まれます。

家賃8万円・10万円のケース(差額の目安)

仲介手数料とオプション費用は家賃に比例して大きくなるため、家賃が高いほど差額も膨らみます。

家賃A社(1ヶ月+全額オプション)C社(無料+オプション外す)差額の目安
7万円約408,000円約287,000円約12万円
8万円約450,000円約315,000円約13万円
10万円約540,000円約375,000円約16万円

家賃別の節約シミュレーションの内訳と「家賃1ヶ月分」の仲介手数料の根拠は、賃貸の仲介手数料 完全ガイドで詳しく解説しています。

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相見積もりの3つのメリット

1. ぼったくりを回避できる

相場より大幅に高い見積もりを出す会社は存在します。複数の見積もりを並べると「この費用は高すぎる」と気づけます。

2. 交渉の根拠になる

「他社ではこの金額でした」という事実を示すことで、費用の値下げ交渉が格段にしやすくなります。

3. 対応の良い会社を選べる

見積もり依頼への対応スピードや丁寧さは、入居後のサポートの質にもつながります。費用だけでなく会社の質も比較できます。


値下げ交渉が通りやすい時期(閑散期と繁忙期)

相見積もりの最大のメリットは「他社の見積書を交渉の根拠にできる」ことですが、交渉の成功率は時期によって大きく変わります。不動産業界には需要の波があり、閑散期は会社側が条件を譲りやすい傾向があります。

時期需要の傾向交渉の通りやすさ
繁忙期(1月〜4月上旬)入居需要が集中する引越しシーズン✗ 難しい。人気物件は即決勝負で値下げ余地が小さい
閑散期(4月中旬〜8月)需要が落ち込み、空室が目立ち始める◎ 通りやすい。会社も埋めたいので値下げやオプション削除に応じやすい

閑散期(とくに5〜7月)は不動産会社にとっても「何としても埋めたい」時期です。この時期に相見積もりをとり、「他社ではこの条件でした」と交渉すれば、仲介手数料の割引や不要オプションの削除に応じてもらいやすくなります。繁忙期でも相見積もり自体の効果は変わりませんが、人気物件では「比較している間に別の人に入居される」リスクとの兼ね合いになる点に注意しましょう。


相見積もりに向く物件・向かない物件

向く物件

  • 一般的な賃貸マンション・アパート:レインズに登録されており、複数社が紹介できる
  • 築年数が経過した物件:空室が続きやすく、不動産会社も費用を下げやすい
  • 閑散期(6〜9月)の物件:競争が少なく、交渉に応じてもらいやすい

向かない物件(相見積もりが難しい理由)

  • 人気の新築物件:申込者が多く、「他社で見積もりを取る間に別の人が入居した」というリスクが高い。スピードが優先される
  • 管理会社が直接募集している物件:元付け会社と客付け会社が同一のため、他社では紹介できないことがある
  • 専属専任媒介契約の物件:オーナーが「1社にだけ任せる」と指定しており、他社への問い合わせが断られる
  • 家賃が低い物件(5万円未満):仲介手数料の上限額そのものが小さいため、差額の絶対額が少なくなる

人気物件でも相見積もりは試みる価値はあります。ただし「他社に相見積もり中の間に埋まってしまう」リスクは認識しておきましょう。


相見積もりのやり方(流れの概要)

ここでは全体の流れだけを示します。各ステップのメール・LINE例文、比較チェックリスト、断り方テンプレートまで含む具体的な手順は、専用記事賃貸の相見積もりのやり方5ステップで詳しく解説しています。実際に始める方はそちらをご覧ください。

  1. 物件を決める(申込前が鉄則。申込後・審査開始後の相見積もりはマナー違反)
  2. 性質の違う2〜3社へ問い合わせる(網羅型・現金還元型・仲介手数料割引型を組み合わせると差が出やすい)
  3. 書面・PDFの見積書を受け取る(口頭の概算で済ます会社は内訳を隠している可能性あり)
  4. 項目別に比較する(仲介手数料・消毒代・24時間サポート・火災保険・鍵交換などを横並びで。詳しくは見積もり比較で見るべき7項目
  5. 本命1社を決め、他社へ早めに断る(交渉は「費用の内訳を教えてください」のスタンスが好印象)

→ 上記5ステップの実践手順・例文・チェックリスト賃貸の相見積もりのやり方5ステップへ。


相見積もりのマナー(内見前が鉄則・抜き行為はNG)

マナーや失礼にあたる行動について詳しくは賃貸の相見積もりは失礼?マナーと断り方をご覧ください。

何社に依頼すべきか

2〜3社が目安です。4社以上になると管理が大変なうえ、各社に対して誠実な対応が難しくなります。

内見前が鉄則。抜き行為は業界のタブー

相見積もりは内見前・申込前に行うのが鉄則です。内見後に他社で契約する行為は「抜き行為」と呼ばれ、不動産業界のタブーです。発覚すると審査に落ちたり、同じオーナーの物件で今後断られたりするリスクがあります。

内見後でも「申込前」であれば、事情を正直に伝えてセカンドオピニオンとして相談すれば理解してもらえるケースはあります。ただし、最初から「内見はA社、契約はB社」と決めて内見だけを依頼するのは完全なマナー違反です。

やり取りはメール・LINEで記録を残す

電話よりメールやLINEで依頼すると、見積書をデータとして受け取りやすく、比較もしやすくなります。「言った・言わない」のトラブルも防げます。


コピペOKのテンプレはどこにあるか

本記事は相見積もりの**全体像(仕組み・差額・向き不向き)**を扱います。そのまま使える文面は、場面ごとに専用記事へまとめています。

ほしいもの記事
見積もりを依頼するメール例文(内見前・内見後・他社比較・断りなど6場面)相見積もりの依頼メール例文
依頼から比較・断りまでの実践手順とチェックリスト相見積もりのやり方5ステップ
断り方の例文とマナー(メール・電話・LINE)賃貸の相見積もりマナー

避けるべき不動産会社の特徴

相見積もりの過程で、以下の特徴に当てはまる会社は候補から外すのが賢明です。

1. 詳細な見積書を出さない

「内訳別に」という要望を無視し、「一式30万円程度」としか言わない会社は、不要なオプションを隠している可能性が高いです。

2. しつこく電話をかけてくる・来店を強要する

「メールで連絡してほしい」と伝えたのにアポなしで電話してきたり、「まずは来店してください」と見積書を渋る会社は、顧客の都合より自社の都合を優先する傾向があります。

3. レスポンスが極端に遅い

問い合わせから2日以上返信がない会社は、人気物件でスピードが求められる場面で足かせになります。

4. 抜き行為を推奨する

「他社で内見した物件でも当社で安く手続きできます」と持ちかける会社は、業界のタブー行為を勧める悪質な会社です。

5. ウソをつく

「その物件はまだ募集中です」と嘘をついて来店へ誘導したり、「もう埋まりました」と嘘をついて別物件を紹介したりする会社は論外です。


失敗パターンと注意点

相見積もりでつまずくのは、ほぼ次の5パターンです。

失敗なぜ問題か正しい行動
申込後に別の会社へ相見積もりに行く担当者が審査書類の準備を進めており、信義に反する相見積もりは申込前に完了させる
内見を繰り返してから別の会社で契約する担当者の時間だけを消費し、誠実さに欠ける内見は1〜2回で判断する
断りの連絡を入れない(音信不通)相手を不安にさせ、評判が広がることもある断りは必ず一言連絡する
「絶対この会社で決める」と言ってしまう申込みの意思表示と受け取られることがある「まだ検討中です」の姿勢を保つ
複数社に申込みを入れる二重申込みとなりトラブルの原因になる申込みは1社に絞ってから行う

それぞれの回避手順は相見積もりのやり方5ステップで、マナー上の線引きは賃貸の相見積もりマナーで解説しています。


仲介手数料無料の会社の探し方

仲介手数料の仕組みや相場については賃貸の仲介手数料 完全ガイドで詳しく解説しています。仲介手数料無料の会社を効率的に見つける方法を紹介します。

ポータルサイトで絞り込む

SUUMOやHOMESには「仲介手数料無料」の条件で絞り込む機能があります。物件検索時に「費用・条件」のフィルターを活用しましょう。

ゼロゼロ物件専門サイトを活用する

「仲介手数料無料」「礼金ゼロ」「敷金ゼロ」を専門に扱う不動産会社があります。これらの会社は仲介手数料をオーナーから受け取る仕組みで運営しているため、借主からは無料が基本です。ただし、安さの裏にある仕組みを仲介手数料無料のからくりで解説しています。

オンライン不動産会社に問い合わせる

近年はオンラインで内見・手続きが完結する不動産会社が増えており、店舗コストが少ない分、仲介手数料を低く設定している会社が多いです。

直接「手数料はいくらですか」と聞く

問い合わせ時に「仲介手数料はどのくらいですか」と率直に確認するのが最も確実です。交渉に応じてくれる会社もあります。


よくある質問

Q1. 相見積もりは不動産屋に失礼ではないですか?

失礼ではありません。消費者として複数の会社に見積もりを依頼することは正当な行為です。ただし、申込後の相見積もりや、内見を繰り返したうえで別の会社で契約することは避けましょう。

Q2. 相見積もりをしていることが元の不動産屋にバレますか?

基本はバレません。多くの物件は不動産会社間で共有される「レインズ」に登録されており、各社は「誰がどこに見積もりを依頼したか」を把握しないためです。ただし同じ部屋への申込重複内見後の無断切替は管理会社に把握されることがあります。詳しくは「相見積もりはバレる?失礼?安全なやり方」で法令根拠とともに解説しています。

Q3. 本当に全国どの不動産会社でも同じ物件を紹介できるのですか?

レインズに登録され、複数社に公開されている物件であれば可能です。ただし管理会社が直接募集している物件や、オーナーが1社だけに任せた専属物件では、他社の紹介はできません。SUUMO等で複数社が掲載しているか確認するのが確実です。

Q4. 仲介手数料を無料にするのは違法ではないですか?

違法ではありません。宅建業法第46条に基づく国土交通省の報酬基準で定められているのは「上限」であり、それ以下に設定するのは完全に合法です。

Q5. 相見積もりをする最適なタイミングはいつですか?

「この物件に住みたい」と決めた直後、申込をする前です。内見前後どちらでも構いませんが、申込みをする前に完了させることが重要です。

Q6. 見積書をもらうだけで申し込みを断ることはできますか?

できます。見積もりは申込みではありません。「検討します」と伝えて時間をおき、断ることは問題ありません。

Q7. 相見積もりで断られることはありますか?

ほとんどありません。「見積もりだけで申し込みはしない場合もある」ことを最初に伝えれば、多くの会社は対応してくれます。

Q8. 何社くらいに相見積もりを依頼すべきですか?

2〜3社が目安です。少なすぎると比較が難しく、多すぎると対応が煩雑になり誠実なやり取りが難しくなります。

Q9. 内見なしで見積書だけもらえますか?

もらえます。「まず費用感を確認したい」という理由で見積書のみ依頼することは珍しくありません。見積書を見てから内見するかどうか決めるという順序でも問題ありません。

Q10. 相見積もりで交渉する際、具体的に何と言えばいいですか?

「他社ではこちらのオプションが含まれていない見積書でした。こちらも同様に外していただくことは可能ですか」というように、具体的な項目を指摘しながら依頼すると自然で効果的です。

Q11. 見積もりの依頼から返信まで、どのくらい時間がかかりますか?

メールやLINEで依頼した場合、早い会社は数時間以内、遅い会社でも1〜2営業日で返信があります。返信が3日以上来ない場合は対応品質が低い会社として候補から外すことも一つの判断基準です。

Q12. 複数社に申込みを入れることはできますか?

できません。入居申込みは1社に絞って行うのが原則です。複数社に同時申込みをすると、オーナーや保証会社に対して二重申込みが発生し、トラブルの原因になります。


相見積もりを進めるときの関連ガイド

相見積もりの実践でよくある場面ごとに、詳しい解説記事を用意しています。


根拠法令・出典

本記事の記載は以下の公開法令・公的機関の制度に基づきます(特定の監修者表記ではなく、法令そのものの権威で正確性を担保しています)。

  • 宅地建物取引業法 第46条(媒介報酬の上限=貸主・借主の合計で賃料1.0ヶ月分+消費税以内/原則は各0.55ヶ月・借主の承諾があれば借主から1.1ヶ月まで可) — 出典:国土交通省「宅地建物取引業の報酬」
  • 指定流通ネットワーク(レインズ)(物件情報の業者間共有制度・宅建業法に基づく国土交通省指定) — 出典:国土交通省/公益社団法人 不動産流通経営協会
  • 賃貸住宅管理業法(賃貸管理業の登録制度・2017年12月全面施行) — 出典:国土交通省
  • 消費者契約法(消費者の不利益な契約条項の無効等) — 出典:消費者庁

まとめ

賃貸の相見積もりは、同じ物件でも不動産会社によって10万円以上の費用差が生まれることを利用した、合理的な節約術です。

  • 相見積もりは申込前に、2〜3社が目安
  • レインズの仕組みがあるため、原則どの会社でも同じ物件を紹介できる
  • 比較すべきは仲介手数料・オプション費用(宅建業法第46条で上限が定められる)
  • 人気新築物件や専属物件は相見積もりが難しい場合もある
  • 失敗パターン(申込後の乗り換え・音信不通・抜き行為)は避ける
  • 断るときは早めに一言連絡するだけでOK

初めての方でも、見積書を依頼するだけで費用の全体像が把握でき、交渉の根拠にもなります。まずは気になる物件が決まったら、複数社への問い合わせから始めてみましょう。相見積もりの依頼先にお悩みなら、見積もり依頼フォームから複数社へまとめて相談することもできます。当サービスの仕組みや使い方は賃貸の相見積もりサイト「賃貸の相見積ドットコム」で紹介しています。

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