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賃貸の鍵交換代は高い?相場・鍵の種類別費用・国交省ガイドライン・断り方を解説
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賃貸の鍵交換代は高い?相場・鍵の種類別費用・国交省ガイドライン・断り方を解説

約8分で読めます

賃貸の見積書に「鍵交換費用」として15,000〜30,000円が含まれていることがあります。「なぜ入居者が払うのか」と疑問に思う方も多いはずです。

実は国交省のガイドラインでは、鍵交換費用は本来オーナー(貸主)負担という考え方が示されています。

この記事では、鍵の種類別の費用・国交省ガイドラインの解説・断れるケースと断れないケース・断るリスク・交渉の例文をまとめて解説します。


鍵交換代の相場(鍵の種類別)

鍵交換の費用は、交換する鍵の種類によって大きく異なります。

鍵の種類特徴費用の目安
ディスクシリンダー錠一般的なシリンダー錠。古いタイプの物件に多い8,000〜15,000円
ロータリーシリンダー錠ディスクよりやや防犯性が高い10,000〜20,000円
ディンプルキー鍵の表面に凹みがある防犯性の高い鍵20,000〜35,000円
電子錠・スマートロック暗証番号やスマートフォンで開錠30,000〜80,000円

見積書に「鍵交換費用:25,000円」と書かれていても、何の鍵に交換するのかが明記されていない場合は担当者に確認しましょう。

相場からの判断基準

費用判断
10,000〜20,000円ディスク・ロータリー系なら適正
20,000〜35,000円ディンプルキーなら適正
30,000円超鍵の種類・内訳の確認が必要
50,000円超電子錠でなければ高すぎる可能性あり

鍵交換は誰が負担すべきか:国交省ガイドラインの解説

ガイドラインの原則

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、鍵交換について次のように示しています。

「鍵の取替えは、入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人(オーナー)の負担とすることが妥当と考えられる」

つまり、鍵交換はオーナーが負担するのが原則という考え方です。

「借主負担」が認められる条件

同ガイドラインでは、借主が負担する場合の条件も示しています。

「ただし、防犯上の観点から、賃借人が鍵の取替えを希望する場合には、費用は賃借人の負担となることが妥当」

つまり、「入居者自身が防犯上の理由で交換を希望した」という場合には、入居者負担も妥当とされています。

実際の慣行

ガイドラインでは「本来はオーナー負担」と示されているものの、現実には見積書に入居者負担として記載されているケースが多いです。これは業界の慣行として広まってきたものです。

賃貸借契約書に「入居者負担」と明記されている場合は、ガイドラインの考え方と違っていても、契約上は入居者負担となります。


断れるか?交渉方法

断れる可能性がある場合

条件対応
賃貸借契約書に「入居者負担」の記載がない「契約書に記載がないため外せますか?」と交渉
見積書のみに記載されている任意の可能性が高い。交渉してみる価値あり

この場合の交渉例文:

「見積書の鍵交換費用についてですが、国交省のガイドラインでは本来オーナー負担と示されています。賃貸借契約書への記載もないため、費用を外していただけますか?」

断りにくい場合

条件理由
賃貸借契約書に「入居者負担」と明記されている契約条件として合意済みとみなされる
重要事項説明書で説明を受けている契約前の説明として成立
物件の入居条件として指定されているオーナーが条件として設定している

交渉の現実

「断れる可能性はあるが、多くの場合は断りにくい」というのが実態です。断った場合に「では他の物件をご検討ください」と言われるリスクもゼロではありません。気に入った物件であれば、無理に断るより「金額交渉」のほうが現実的な場合もあります。

「鍵交換費用はガイドライン上オーナー負担が原則とのことですが、少し値下げしていただくことは可能でしょうか?」


鍵交換を断るリスク

鍵交換を断って入居することにはリスクもあります。

前の入居者がコピーキーを持っている可能性

賃貸物件では、前の入居者が合鍵(コピーキー)を作って持っている可能性があります。鍵交換をしないと、前の入居者が持つ鍵で入室できる状態のまま入居することになります。

リスクへの対処法

「費用を払いたくない」という場合は、費用の交渉はしつつも、交換自体は希望するという形が最も現実的です。

「鍵交換は希望しますが、費用はオーナーに負担してもらえないでしょうか?難しい場合は費用を抑えた鍵の種類への変更は可能ですか?」

または、自分で鍵業者を探して交換することで、費用を抑えることもできます。ただし、勝手に鍵交換する前に管理会社に確認が必要です。


断り方・交渉例文(コピペOK)

パターン1:契約書に記載がない場合に外す

メールの場合

○○(担当者名)様

見積書を確認しました。鍵交換費用についてですが、国土交通省のガイドラインでは鍵交換費用は賃貸人の負担が妥当とされています。賃貸借契約書にも入居者負担の記載がないと確認しました。 費用を外していただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

口頭の場合

「国交省のガイドラインでは鍵交換はオーナー負担が原則とされているようですが、契約書に記載がなければ外すことはできますか?」

パターン2:金額を交渉する

メールの場合

○○(担当者名)様

見積書の鍵交換費用が○○円となっていますが、シリンダー錠の交換であれば相場よりやや高く感じています。 費用を○○円程度に調整していただくことは可能でしょうか?

パターン3:費用はオーナーに負担してもらう交渉

「鍵交換自体は希望しますが、国交省のガイドラインでは本来オーナー負担という考え方があります。オーナーに費用負担をお願いすることはできますか?」


よくある質問

Q1. 鍵交換は絶対にしなければいけませんか?

法律上の義務ではありません。ただし、前の入居者がコピーキーを持っている可能性があるため、セキュリティの観点からは交換することが望ましいです。費用の問題と安全性の問題は分けて考えましょう。

Q2. 鍵交換をしないで入居した場合のリスクは?

前の入居者が合鍵を持っている可能性があります。実害が出る可能性は低いですが、防犯上のリスクはあります。「費用は交渉するが、交換自体は希望する」という立場が最も合理的です。

Q3. 自分で鍵業者を探して交換しても問題ありませんか?

事前に管理会社の許可を得れば、自分で鍵業者を手配して交換することが可能な場合があります。市販の鍵業者に依頼すると、管理会社経由より費用が安くなることもあります。ただし、鍵の種類・仕様については管理会社に確認してください。

Q4. 電子錠・スマートロックに交換を提案された場合は?

電子錠・スマートロックは費用が高く(30,000〜80,000円)、必ずしも必要ではありません。「シンプルなディンプルキーへの変更は可能ですか?」と交渉することで費用を抑えられる場合があります。

Q5. 鍵交換費用は退去時に返金されますか?

返金されません。鍵交換費用は入居時の初期費用として支払うもので、退去時の精算には含まれません。

Q6. 契約書に「入居者負担」と書いてあっても交渉できますか?

交渉の余地はゼロではありませんが、契約上は入居者負担として定められているため、難しくなります。「多少の値下げ交渉」か「同等の安い鍵種への変更」が現実的な交渉手段です。


まとめ

ポイント内容
相場ディスク:8,000〜15,000円、ディンプル:20,000〜35,000円
国交省ガイドライン原則オーナー負担が妥当、契約で借主負担も可
断れるか契約書に記載がない場合は交渉可。記載がある場合は難しい
断るリスク前入居者のコピーキーが残る可能性あり
現実的な対応費用の交渉・値下げを求めるのが現実的

鍵交換費用の交渉は、「外す」よりも「費用を下げる」または「オーナーに負担してもらう」という方向性が最も現実的です。セキュリティのリスクを考えると、交換自体は希望した上で費用交渉を行うことをおすすめします。

初期費用の外せるオプション全体については賃貸の初期費用(見積書)で外せるオプション一覧もご覧ください。消毒代の断り方24時間サポートの断り方もあわせて確認してください。初期費用を安くする方法10選も参考になります。

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