
賃貸の相見積もりでいくら安くなる?費用項目別の差額の出方
「相見積もりをしたら実際いくら安くなるの?」という疑問に、費用項目別・家賃別に具体的な数値で答えます。
相場的には仲介手数料とオプション費用を合わせて5〜15万円の節約になることが多いです。
費用項目別の節約効果シミュレーション
相見積もりで節約できる項目と、その効果を家賃8万円の物件を例に試算します。
| 費用項目 | 上限いっぱいの会社 | 安い会社 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 88,000円(1ヶ月) | 0円(無料) | 88,000円 |
| 室内消毒代 | 16,500円 | 0円(なし) | 16,500円 |
| 24時間サポート | 16,500円 | 0円(なし) | 16,500円 |
| 害虫駆除 | 11,000円 | 0円(なし) | 11,000円 |
| 火災保険 | 20,000円(指定) | 12,000円(自分で選択) | 8,000円 |
| 合計差額 | 140,000円 |
仲介手数料と任意オプション3点、火災保険の差だけで合計14万円の節約が可能です。
家賃別の節約見込み額の早見表
家賃に応じて、相見積もりで期待できる節約額の目安を示します。
| 家賃 | 仲介手数料の最大差額 | オプション3点 | 合計節約目安 |
|---|---|---|---|
| 6万円 | 66,000円 | 44,000円 | 約110,000円 |
| 8万円 | 88,000円 | 44,000円 | 約132,000円 |
| 10万円 | 110,000円 | 44,000円 | 約154,000円 |
| 12万円 | 132,000円 | 44,000円 | 約176,000円 |
※上記は仲介手数料無料の会社と上限満額の会社を比較した場合の最大値。実際の差額は会社の設定によって異なります。
家賃が高いほど仲介手数料の差額(絶対額)が大きくなるため、相見積もりの効果は高家賃物件ほど大きい傾向があります。
差額が出やすい条件・出にくい条件
差額が出やすい条件
仲介手数料無料の会社を比較に含める
最初から手数料を安く設定している会社を1社以上含めることが、節約効果を最大化する最大のポイントです。
閑散期(5〜9月)に動く
空室が多い時期は不動産会社も交渉に応じやすく、仲介手数料を下げてもらいやすくなります。
家賃が高い物件(8万円以上)
仲介手数料の差額が大きくなるため、節約効果が実感しやすいです。
任意オプションが複数含まれている見積書
消毒・サポート・害虫駆除がセットで含まれている見積書は、外すだけで3〜5万円の節約になります。
差額が出にくい条件
人気の新築・築浅物件
申込み競争が激しく、不動産会社が費用を下げる必要がないため、交渉に応じにくい傾向があります。
管理会社が直接募集している物件
元付け会社が1社だけで、他社が紹介できないケースでは相見積もりそのものができないことがあります。
家賃が低い物件(5万円以下)
仲介手数料の上限が低いため、差額の絶対額が小さくなります。
繁忙期(1〜3月)の物件
引越し需要が高い時期は、空室がすぐ埋まるため交渉余地が少なくなります。
首都圏と地方で差額の傾向が違う理由
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)
家賃水準が高いため、仲介手数料の差額の絶対額が大きくなります。また、仲介手数料無料を売りにした専門業者やオンライン不動産会社が多く、選択肢が豊富です。相見積もりの節約効果が最も大きい地域です。
地方都市(大阪・名古屋・福岡など)
首都圏より家賃が安い分、差額は小さくなります。ただし大手ポータルで複数の業者が掲載していることも多く、相見積もり自体は行いやすい環境です。
地方・郊外エリア
同じ地域に複数の不動産会社が競合していないことがあり、選択肢が限られる場合があります。仲介手数料無料の会社が少なく、差額も出にくい傾向があります。
相見積もり成功事例(架空例)
物件条件
- 所在地:東京都中野区
- 家賃:80,000円
- 敷金:1ヶ月、礼金:1ヶ月
- 入居希望:翌月1日
A社(最初に問い合わせた会社)の見積書
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 敷金 | 80,000円 |
| 礼金 | 80,000円 |
| 前家賃 | 80,000円 |
| 保証会社利用料 | 40,000円 |
| 火災保険 | 20,000円 |
| 鍵交換費用 | 22,000円 |
| 仲介手数料 | 88,000円 |
| 室内消毒代 | 16,500円 |
| 24時間サポート | 16,500円 |
| 害虫駆除 | 11,000円 |
| 合計 | 454,000円 |
B社(仲介手数料無料の会社)の見積書
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 敷金 | 80,000円 |
| 礼金 | 80,000円 |
| 前家賃 | 80,000円 |
| 保証会社利用料 | 40,000円 |
| 火災保険 | 15,000円 |
| 鍵交換費用 | 22,000円 |
| 仲介手数料 | 0円 |
| 室内消毒代 | 0円 |
| 24時間サポート | 0円 |
| 害虫駆除 | 0円 |
| 合計 | 317,000円 |
A社とB社の差額:137,000円
B社で契約した結果、初期費用が137,000円安くなりました。相見積もりにかかった時間はわずか2日間(2社に問い合わせて見積書を受け取るまで)でした。
よくある質問
Q1. 相見積もりで節約できる金額の平均はどのくらいですか?
家賃・物件の種類・比較した会社の組み合わせによって異なりますが、仲介手数料とオプション費用を合わせると5万円〜15万円の節約になることが多いです。仲介手数料無料の会社を1社含めた場合、10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
Q2. 相見積もりをしてもほとんど差が出ないことはありますか?
あります。同じ料率・同じオプション設定の会社同士を比べると差は小さくなります。仲介手数料無料の会社を必ず1社含めることで、差が出やすくなります。
Q3. 仲介手数料以外でも節約できる項目はありますか?
あります。室内消毒・24時間サポート・害虫駆除は任意オプションで断れることが多く、合計3〜5万円の節約になります。また、火災保険を自分で選ぶことで数千〜1万円安くなることもあります。
Q4. 節約した金額はどう活用するのがベストですか?
引越し費用・家具購入・生活費の初月分など、初期費用で別途かかるコストに充てるのが現実的です。10万円以上節約できた場合、引越しの繁忙期を避けて費用を抑えることも含め、トータルで大きな節約になります。
Q5. 相見積もりをしなかった場合に損をしているケースが多いですか?
相見積もりをせずに1社の見積書だけで契約した場合、仲介手数料とオプション費用で合計5〜10万円多く払っているケースは珍しくありません。特に任意オプションを「必須」と思いこんで断らなかった場合は、数万円の損になっています。
まとめ
賃貸の相見積もりによる節約効果の目安は、家賃の1〜2ヶ月分程度です。
- 仲介手数料:最大1.1ヶ月分の差(家賃8万円なら最大88,000円)
- 任意オプション3点:外せば最大44,000円の節約
- 合計:家賃8万円なら10〜14万円の節約が期待できる
差額が出やすいのは「仲介手数料無料の会社を含めた場合」「家賃が高い物件」「閑散期」の3条件が揃ったときです。
相見積もりのやり方は相見積もりのやり方5ステップを、全体像は賃貸の相見積もり完全ガイドをご覧ください。差額が出る費用の詳細は仲介手数料の完全ガイド・外せるオプション一覧もあわせてご確認ください。
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